子育てに重要な1つの思考の流れ

 

子育てをしていると、いろんな情報に目がいきますよね?

 

英語は幼少期から始めた方がいい。

塾・習い事・・・数えたらきりがありません。

 

友達の○○ちゃんは水泳を習っている。
○○くんは○○の塾に通っている。

 

他の親からの情報交換やネットに溢れる情報に、焦る気持ちが増しています。

子供が不幸になって欲しいと思う親はいません。

 

そんな私たちの気持ちを煽るように、
いろんな子育て情報が押し寄せてきます。

 

自分の子育ての軸がしっかりあり、
それに子供が興味を持つならした方が良いと思います。

 

もし軸がしっかりと定まっていないのなら、
子育てに関する重要な思考の1つをお伝えします。

 

 

それは、あることわざに表されています。

 

「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」という言葉を聞いたことはありませんか?


これが重要な思考となります。

 

暮らしの中のことわざ辞典より引用すると

 

人生の幸不幸は前もってわからないものだから、
その度に悲しんだり喜んだりすることはないということ。

 

国境に住む老翁の飼いウマがいなくなったので村人たちが気の毒がると、
翁は「なに今によいことがあるよ」と平気であった。

 

すると、数か月後そのウマが駿馬をつれて帰ってきたので、村人たちが「よかった、よかった」と喜ぶと、翁は「また、なにか悪いことがおこるかもしれないよ」と、それを喜ぶふうもなかった。

 

ところが息子がその駿馬に乗って落馬しびっこになってしまった。

 

村の人が見舞いにいくと、翁は「いや、またなにかよいこともあるだろうよ」と平気だった。

 

すると戦争がおこって、まともな人は皆つれていかれ大部分は戦死したが、
翁の息子はびっこのおかげで徴兵をまぬがれて助かった。

 

このように、翁には悪いことよいことが幾度かめぐってきたが、
翁はその度に悲しんだり喜んだりするようなことがなかったという。

 

「びっこ」とは足を怪我してしまい、思うように歩けない状態のこと。

 

つまり、このことわざが示していることは

 

人間の幸せ・不幸は予測できないということです。

 

 

いくら順風満帆に進んでいそうな人や、世間から注目されている人、
お金持ちの人、幸せそうに見える人でも、明日はどうなっているのか分かりません。

 

 

ひょっとしたら重い病気にかかるかも知れませんし、
交通事故にあって亡くなってしまうかもしれない。

 

 

この記事を書こうと思ったのが、
今年は著名な芸能人の自殺が目立った年だからです。

 

 

 

 

若い方、活躍されている方、
そして・・・・・幼い子供を持っている方。

 

自殺したそれぞれの方には親がおり、
おそらく一所懸命に子育てをしてきたのだと思います。

 

 

このことわざを私なりに解釈して、子育てに当てはめると

 

 

「子供の幸せ・不幸は分からないけど、
親はできる限りの支援をしましょう」

 

となります。

 

 

身も蓋もない言い方ですが、
親であるあなたがどれほど子育てを頑張っても、

塾や習い事、いろんな経験をさせたとしても、
子供の将来は分かりません。

 

 

例えば、これからは英語が必須だから海外留学を経験させた方がいい。
幼少期から英語を習わせて、見事に留学するに至りました。

 

しかしそこで不幸にも事件に巻き込まれてしまい、
命を落としてしまいました。

 

親としては、
留学なんてさせなければ良かったと思うでしょう。

 

 

しかしそんな事を言い出したら、
交通事故に遭うのが嫌だから運転しないと言っているのと同じです。

 

 

物事に100%の安全な保証は無いけれども、
親としては子育て(=子供の自立)に必要なサポートをしていく。

 

 

生まれたては完全に親の保護下におく必要がありますが、
幼稚園、小学校に上がるにつれて、徐々に親の手を離れるようになります。

 

 

例え親が望むとおりに子供が成長していなくても(むしろその方が当然ですが)、
「まぁ、いいか」くらいの気持ちと、一所懸命さのバランスが重要だと感じます。

 

 

子育てにおいても、たいていは子供より先に親が亡くなります。
(残念ながら、一部は自ら命を絶つ例もありますが)

 

私もいつかは死にますが、
その前に子供にはいろんな事を教えたいし体験させてやりたい。

 

 

生きることは楽しくもあり、大変なこともある。
でも、それを改善することもできるし、頼れる存在もいる。

この事を、言葉でも行動でも示していく必要があります。

 

 

そのための一例として、
失敗を積極的にさせる方法があります。

 

詳しくは以下の記事をクリックして見て下さい。

 

失敗が大切な理由

 

 

 

失敗から立ち上がることで、
最近よく言われている非認知能力の一つである、
レジリエンス(回復力)をつけることができますし、
間違ってもいいんだと理解できます。

 

 

学校ではテストの点数で評価され、問題が解ければ良いとされますが、
社会に出てからは必ずしも正解の無い答えに挑む必要も出てきます。

 

 

そんな時に、
幼少期にいかに失敗をして、そこから立ち上がることができたかが重要です。

 

 

まずは、親が子供の失敗に寛大になり、
立ち上がるためのサポートをしてあげることが必要です。

 

 

 

 

少し前に5歳になった娘に何を伝えるのか、どうあって欲しいのか?
完璧な答えはないけれど、親としては楽しく幸せな人生を歩んで欲しい。

 

そして何か問題が起こった時は自分で解決することも大事ですが、
人に頼れる強さ(弱さ?)を持って欲しいと思いました。

 

 

以上をまとめると

 

世の中は人間万事塞翁が馬である(何が起きるか分からない)

          

どんなに子育てや教育をしても子供の将来は未知である
(子供のためによかれと思った教育をしても、どうなるかは分からない)

          

親としては、子供のやりたいことをサポート&失敗に寛大な姿勢を見せる

          

そうすることで、失敗から立ち上がること(レジリエンス)が身につき、
答えの無い社会に対応できるようになる


          


こちらの思うように成長していなくても寛大に構えるが、
必要なサポートはいつでも出来るように準備をしておく

 

 

子供の将来はどうなるか分かりませんが、
この思考の流れを参考に、日々の子育てに活かしてみてはどうでしょうか?

 

個人的に一所懸命に、常に子育てをする必要は無いと思います。
親も子供も、人生には余白が必要。

 

ピンと張り詰めた糸は、少し切り目を入れるだけで簡単に弾けます。
子育てに疲れたら、親も頼れるものには頼り、
自分の健康を保つようにして下さい。

 

子供には親の弱い部分を知る事だって大切なのです。

 

まとまりの無い文章でしたが、
感想があったら教えて下さいね。

 

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