母は家庭の太陽

 

別の記事で、
男性の育児休業取得率は上昇しているものの、まだまだ低水準であることを述べました。

まだまだ育児の主役は女性。
加えて共働き家庭が当たり前の時代。

今日はぜひ知って頂きたい内容を2つお話しします。

 

 

一つ目

子育て中の共働き女性と専業主婦を比べると、
後者の方が幸福度が高いという研究結果があります。
つまり、それだけ育児や家事に女性側の負担が増えています。

 

ただでさえ忙しい子育ての主役を女性が担っているのに、
加えて仕事をしているとなると、余裕なんてあるはずがありません。
では専業主婦になったらいいかと言うと、そう簡単な話ではありません。

 

 

国税庁の民間給与実態調査によれば、
日本人の平均年収は約441万円(2018年)で20年近く変わっていないとのことです。
実家暮らしなら何とかやっていける金額ですが、
家族も増え子育てもしているとなるときつい金額です。

 

 

お金が無くても愛があればいいというのはきれい事に過ぎません。
暮らしていくにはお金が必要ですし、子育てにはお金がかかります。
しかも、双子だとそれがいっぺんにかかるので大変ですよね。
つまり医師などの高所得でない限り、専業主婦になるという選択肢は無いのです。

 

 

子供の将来の事を考えたら、共働きをせざるを得ない。
しかし、普段の家事、育児も担う必要がある。

 

毎日が隙間無くある日常に比べて、
自分の時間を多少は持てる専業主婦の方が、幸福度が高いというのは納得のいく結果です。

(誤解を招いてほしくないので述べますが、専業主婦が楽といっているわけではありません。家族、子供の健康を考えての食事や家事を毎日やるのは本当に大変。専業主婦に休みはありませんので、たいへん立派な業です)

 

 

これを解決するのは、男性側の意識の変化。

 

例えば、休みの日には普段疲れているからといって家でゴロゴロするよりも、
家族で外出して気分転換をはかる。
あるいは、妻にはどこか温泉や、マッサージに行ってもらい、その間に子供たちと遊ぶ。

 

 

確かに疲れはしますが、その質が違います。
家でゴロゴロしていても結局は疲れるので、それだったら子供と公園で運動をして遊ぶ。

普段、運動をしていないのなら、自身の健康にも貢献しますし、子供の普段見られない一面を見ることができると思います。

 

家の中では積み木や折り紙、絵本の読み聞かせをしてコミュニケーションをとる方が、
思い出になりますし、良い休日の過ごし方になると思います。

 

 

次に2つ目
日本の夫婦の会話時間は、他国に比べて最下位に近いという調査があります。

 

 

 

自分自身を振り返ってみると、特に平日にはあまり話さないことが多い印象です。
(妻からは、もう少し会話をしたいと言われたことがあります)

 

男性は、しゃべらなくてもあまり問題と捉える人が少ない傾向にありますが、
女性はそうではありません。

 

基本的に男性は用件のみを話したり、目的を持って話をします。
それと違い、女性はしゃべることでストレスを発散したり、共感を貰いたいものです。
この男女の違いを、夫婦共に理解しなければなりません。

 

 

妻は、今日あった出来事、言い方は悪いですが、夫にとってくだらないこと、
どうでもいいことでも話をしてコミュニケーションをとりたい。

しかし男性側は、目的もオチもなくダラダラ話を聞くのが苦手だから、
そっけない返事をして会話が続かない。

 

 

そうすると、妻も話をするのが嫌になるから会話の時間は減る一方です。
これはどちらに問題があるとかではなく、先ほども述べたように生物としての特性が違うということなので、お互いを悪いとするのは違います。

 

そのような特性を知った上で、解決できることを話しあったらいいと思います。

 

持論ですが、夫が気をつけていれば解決すると思います。
それは、話を「傾聴」すること。

 



これは耳を傾けて熱心に聴くことを意味します。
めんどくさい、でも話を聞いていないと何か言われるのが嫌だから、
とりあえず「うん」と言っておけばいいという考えは間違いですし、
女性はそれが分かります。

 

 

子供だって同じです。
親が自分の話を真剣に聞いているかどうかは分かりますので、気をつけて下さい。

 

では、男性は具体的にどうすればいいのか?

 

それは緊急でない限り何かをしながら聞くのではなく、
しっかりと夫婦で話をする時間を作ること。

例えば私がしていることとして、毎日ではないのですが、
子供を寝かしつけた後に、晩酌をしながら話をしています。

 

 

仕事が終わって帰宅後も忙しいのに違いはありませんが、
子供が寝た後くらいは少しの時間はあります。
この時間を設けるかどうかで、日々の生活の潤い、夫婦仲が違いますので、
試してみることをオススメします。

 

 

では、女性側が気をつける点はあるのかと言われたら、
私は男性なので女性の気持ちは分かりません。(笑)

 

 

しかし、男性は何かの悩みに対して問題解決をしたい、結論を出したいものなので、
悩みの相談(子育て、仕事、プライベート含めて)をすると、喜んで聞いてくれるものです。

 

このような話が出ると、女性はアドバイスを求めるよりも聞いて欲しい気持ちがあるので、
相談しにくいという意見を聞きます。

 

子育てや夫婦仲って、
基本的には男性側の意識の変化で上手くいく場合が多いと思いますが、
あえて女性側に求めるとすれば、上記のように悩みや相談の話を取り入れることだと感じます。

夫の価値観を知る事ができる良い機会なので、割り切って聞いてみてはどうでしょうか?

 

 

さすがに毎日、相談の話は出てこないと思います。
他愛も無い話でもいいですが、やはり子供の話、今後の家庭のことなどが主要なものです。

また、女性は先々の予定を楽しみにするので、旅行や家族のイベントなど先々のことを2人で(子供が大きくなったら家族で)計画するのも良いと思います。

 

 

いちいち話の内容を意識し過ぎるがゆえに、話が出来ないことは避ける必要があります。
ぶっちゃけ、話の内容は何でもいいのですが、普段あまり話をしない夫婦の場合はこれまでの事を参考にして下さい。

 

 

子育ての前提は、夫婦の仲が良いことです。
忙しさを言い訳にせずに、きちんと話をする時間を設けましょう。

 

 

よく女の武器は涙と言われます。
完全に否定はしませんが、それよりも笑顔の方が武器になると思います。

 

 

「女」が「喜ぶ」と書いて「嬉しい」
女性の笑顔は世の中を明るくする、それは子育てでも同じ。
子供にとっても家庭にとっても、お母さんの笑顔は最高のエネルギーです。

 

 

 

父と母では子育ての役割は異なりますが、
子供にとってお母さんは太陽のような存在だと思います。

 

お母さんがニコニコしているだけで子供たちは嬉しくなり、
家庭も明るい雰囲気になります。

 

 

やんちゃな子供たちの言動に日々振り回されていますが、
笑顔で過ごすことを忘れないようにしましょう。

 

 

子育ては子供だけを見ればいいのでは無いのです。
夫婦の関係、特に妻が笑顔でいることが何より大事だと心得て、
男性側は日々を過ごしましょう。

 

あなたのシェアが親子の未来を良くします!

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